はじめに
ある時期、私は「感情がわからない」状態に陥っていました。
泣くほどじゃないけど、ずっと重い。
嬉しいことがあっても「よかったね」と言えない。
楽しいはずの時間でも、なぜか心が動かない。
自分の心が「無反応」になっている感覚が、すごく怖かったんです。

感情がわからなくなった理由
- いつも「ちゃんとしなきゃ」と思っていた
- 人の期待に応えることが最優先だった
- 自分の気持ちを無視して動くのが“当たり前”になっていた
そして、ふと気づいたんです。
私は「何を感じていいか」も、わからなくなっていたんだ、と。
私が始めた“感情を取り戻す習慣”
▶ ① 1日1行、気持ちを書くノート
→ 「今日は疲れた。でも、ちょっとスッキリもした」など、小さくてもOK
→ 書き出すことで「私はこう感じてたんだ」と気づける
▶ ② “なんかいいな”をコレクションする
→ 写真、言葉、香り、音楽…なんでもいい
→ 自分が“反応できたもの”を集めて、自分の輪郭を探す感覚
▶ ③ 「無感情でもいい」と許す
→ 無理にテンションを上げない。反応が薄い日があっても、責めない

少しずつ、心が動く瞬間が戻ってきた
- 空の色に気づけた
- 好きな音楽でふっと涙が出た
- 人の優しさに“ありがとう”を感じられた
感情は「感じなきゃ」と思って出せるものじゃない。
でも、“感じていい”と許した瞬間から、少しずつ戻ってきました。
おわりに
感情がわからないとき、自分が「生きてる実感」から遠ざかっているような気がします。
そんなときはまず、
「今、私は何を感じてる?」と、自分に問いかけるだけでもいい。
答えが出なくても、その問いが“自分とつながる第一歩”になると私は思います。